絵手紙Q&A
Update : 2018/03/09
Since : 2001/09/03

はじめにお読みください


絵手紙全般について
どんなものを「絵手紙」と言うのですか?
「ヘタでいいヘタがいい」と聞きますが、どんな意味ですか?
受け取る相手を決めてから描くのですか?
どうすれば他人を感動させるような絵手紙を描けるでしょうか?

絵について
絵がヘタで、恥ずかしいから出したくないんですが?
うまく線が引けないのですが?
なぜ、大きく描くのですか?
なかなか大きく描けません。どうすれば良いですか?
なかなか上達しませんが、どうしたら良いですか?

画題について
写真を画題にして良いでしょうか?

文字について
なぜ、文字は横書きのとき右から左に書くのですか?
絵と文字のバランスが分からないのですが?

言葉について
言葉が分かりません。どんなことを書けば良いのですか?

道具について
絵手紙は何を使って描くのですか?
なぜ墨を使うのですか?
色付けのときに墨がにじみます。どうすれば良いですか?



























Q:どんなものを「絵手紙」と言うのですか?
A:絵手紙とは、絵が描いてある手紙です。

 絵手紙とは、文字どおり絵が入った手紙や葉書のことです。題材は花、植物、野菜、風景、人物などなど。

 絵は何でも構いません。

 言葉を添えて「郵便」で出せば、それが「絵手紙」です。

 手紙ですから、切手を貼って郵便ポストに投函いたしましょう!

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Q:「ヘタでいいヘタがいい」と聞きますが、どういう意味ですか?
A:「ヘタでもいいから一生懸命描こう」という意味です。

 絵手紙は「ヘタでいいヘタがいい」と言う言葉とともに広められたので、意識して「ヘタに描こう」とする人が居ます。

 でも、これは解釈の間違いです。

 本当の意味は「ヘタでも良いから、一生懸命描きましょう。それでいいんです。それがいいんです。」という意味です。

 気持ちを集中して、一生懸命描いたものは、必ず相手の心を動かすものです。

 ヘタでも良いから、受け取る方のことを思いながら、一生懸命に描いたのであれば、受け取る方にはその思いが必ず伝わります。

 それでいいんです。それがいいんです。

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Q:受け取る相手を決めてから描くのですか?
A:誰か一人に決めて描きましょう。

 「手紙」は自分の意思を相手に伝えるために書くものです。

 複数の方に見せようとか、インターネットで公開しようとか思って書くものではありません。

 私は葉書に切手を貼って、宛名を書いてから描くことにしています。

 あらかじめ宛名を書いておけば、その方の顔が浮かんで来ますので、その分心を込めてその方のためだけに、一生懸命に描くことが出来るのだと思います。

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Q:どうすれば他人を感動させるような絵手紙を描けるでしょうか?
A:心を込めて描いてください。

 一般的に「手紙」とはどんなときに書くでしょうか。

 それは「自分の意思を相手に伝えたい」ときでしょう。

 絵手紙もそれと何ら変わりはありません。

 伝えたいことがあったときに、その思いが冷めないうちに、相手のことを思いながら、心を込めて、一生懸命に描く。

 そうすれば、相手はきっと感動してくれるハズです。

 もっと詳しいことをここで説明しています。

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Q:絵がヘタで、恥ずかしいから出したくないんですが?
A:恥ずかしがらずに、一度出してみましょう!

 絵手紙には「上手」とか「ヘタ」は無関係です。

 要は「描いた方の気持ちがどれだけその葉書に込められているか」です。

 受け取る方のことを思いながら、一生懸命に描いたのであれば、受け取る方にはその思いが必ず伝わるハズです。必ず感動してくれるはずです。

 手紙を出したことで、自分ひとりの気持ちつまり「感動」が受け取る方に伝わり、その感動が2倍になります。

 あなたも相手のリアクションに少なからず驚くはずです。

 せっかく描いた絵手紙。必ず出すようにしましょう。

 でも、自分でも拙いと思っている絵手紙を差し出すには、かなりの勇気が必要です。

 初めは、親兄弟や配偶者など、自分が安心できて笑って許してくれる相手にあてて差し出すのが良いでしょう。

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Q:うまく線が引けないのですが?
A:自分の個性を発見するために、続けることが大切です。

 筆で引く線はボールペンなどの線と違い、太かったり、細かったり、かすれたり、にじんだりします。

 また、筆のてっぺんを持って引くので、きれいなまっすぐの線にはなりません。

 しかし、それが絵手紙の味として生きてきます。

 絵手紙を長く描いている人は、個性に溢れたその人らしい味わい深い線を引きます。

 これは、その人が今までに何本も線を引いて、「自分の線」を持っているからです。

 個性溢れる「自分の線」を引くためには、絵手紙を描く前に、必ず線の練習をすることです。

 その練習においても、「心を込めて、一生懸命に」ゆっくりゆっくりと引くことが大切です。

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Q:なぜ、大きく描くのですか?
A:大きく描くと、感動も大きくなるからです。

 大きく描くことは、非常に重要なことです。次の2枚の絵手紙を見てください。

 左側は私の教室の受講者の谷村貴子さんの絵手紙です。右側は、私の恩師海老原和子先生の絵手紙です。

露草1
谷村 貴子
露草2
海老原 和子

 右と左の絵手紙。両方とも良く見て、描いてあります。決定的に違うのはその大きさです。

 左側の絵手紙は、葉書の中にきちんと収まっています。対して右側は、花びらの上の部分や葉っぱの一部が葉書に収まりきらずにはみ出しています。葉書は全く同じ大きさなのに、右側のほうが葉書自体まで大きく見えます。

 どちらの絵手紙を貰ったときに、より嬉しいでしょう?

 大きく描くと、いいことが沢山あります。

 (1) 迫力があって貰った人が嬉しい。

 (2) 濃淡が出しやすいなど色付けが簡単。

 (3) よく見ないと大きく描けないので、観察力がつく。

 (4) 手紙文の文字数が少なくて済む。

 特に、手紙の文面をあれこれと考えなくて済むので、筆不精には4番目の答えが一番です。

 例えば、お世話になった方にお礼状を出すにも、大きく絵を描いて「ありがとう」と一言書けば済むのですから、描くほうも楽ができます。

 大きく描くと、このように良いことずくめです。葉書からはみ出すくらいに大きく描くように心がけて描いてください。

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Q:なかなか大きく描けません。どうすれば良いですか?
A:よく見て、特徴のある部分から大きく描き始めましょう。<

 まず、描くものをよく観察します。よく見ると、自分が今まで、そのものに対して持っていたイメージが違っていることがあります。イメージで描いてはいけません。よく見て描きます。

 決して輪郭から描き始めてはいけません。輪郭から描き始めると、葉書にきちんと収まってしまい、小さくなってしまいます。

 描き始めは、特徴のある部分から。

 ピーマンはヘタから、花はおしべとめしべから。特徴のある部分を強調して大きく描き始めます。そうすると、その周りは必然的に大きく描かざるを得ません。

 その結果、葉書に収まりきれない程大きく描けるのです。

 具体的な描き方は、ここで詳しく説明しています。

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Q:なかなか上達しませんが、どうしたら良いですか?
A:描き続けることが上達の秘訣です。

 前のQに登場した谷村貴子さんの次の2枚の絵手紙を見てください。

お雛様11997/02/15

お雛様21998/02/05

 上と下の絵手紙には、1年間の歴史があります。

 谷村さんが1年間描き続けた結果が、この2枚の絵手紙によく現れています。

 谷村さんはこの1年の間に、よく見ること、一生懸命に描くこと、心を込めて描くこと、大きく描くことを体得したのです。

 絵手紙にも「継続は力なり」という言葉があてはまります。

 よく見て、一生懸命に、心を込めて、大きく描くということに注意を払いながら描き続けてください。きっと上達します。

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Q:写真を画題にして良いでしょうか?
A:ケースによります。

 絵手紙は、そこにある感動を葉書に乗せて伝えようとするものです。

 だから、ネットで検索したような見たこともないものを写真だけを頼りに描くことは、あまりお勧めできません。

 ただし、例えば街路の花に心動かされたときに、スケッチしようとしてもほとんどの場合道具を持っていません。

 加えて、それが桜の花だったりすると手折って持ち帰ることも出来ません。

 そんなときに私は、一先ずスマホで写真を撮ります

 そして、家に帰って写真を見ながら描くことにしています。

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Q:なぜ、文字は横書きのとき右から左に書くのですか?
A:横書きに見えますが、実は縦書きです。

 絵を描いた後、文字を入れる余白が横長にしか残らないことがあります。

 そんなときには、右端の余白から一行に書けるだけの文字数、例えば一・二文字ずつ入れていきます。

 一行が一杯になったら、改行して次の行に進みます。

 一行に一文字しか入っていない行が何行か続くことで横書きに見えるのですが、実は縦書きなのです。

 下の絵手紙の一枚目は横書きにしか見えませんが、二枚目を見ていただければ、説明の趣旨がご理解いただけると思います。


2018/02/08
皮も一緒に 食べたいな

2018/02/06
今のわたしが いちばんわかい
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Q:絵と文字のバランスが分からないのですが?
A:文字は小さめに書きましょう。

 絵を大きく書く理由は、前のQで説明したとおりです。

 では、文字はどう書けば良いのでしょうか?

 せっかく絵が大きく描いてあるのに、文字も大きかったら、どちらが主体か分からなくなります。

 絵と文字が「けんか」をしてしまいます。

 「絵手紙」と言うくらいですから、絵が主体で文字は「添え物」でいいのではないでしょうか。

 だから、私は文字は小さめに添えるつもりで書いています。

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Q:言葉が分かりません。どんなことを書けば良いのですか?
A:常日頃から言葉に気を配ることが大切です。

 絵と言葉を無理に合わせる必要は有りません。

 絵を描いているときに感じたことをそのまま書けばそれで良いのです。

 相手のことを思って描いていれば、何かが浮かんでくるはずです。

 天気のことや相手の健康状態のこと、最近の出来事などなど。

 でも、たまには何も思い浮かばないことがあります。

 そんなときのために、私は日頃から新聞などのメディアや、身の回りで見聞きすることから良い言葉を集めるように努力しています。

 良い言葉に出会ったら、必ずメモを取ることです。

 そうしないと、すぐに忘れてしまいます。
 私がこうして集めた言葉はここから見ることができます。

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Q:絵手紙は何を使って描くのですか?
A:気に入ったものを使ってください。

 絵が入った手紙が「絵手紙」です。描き方などに難しい決まりごとやルールは有りません。

 道具もサインペン、色鉛筆、クレヨン、水彩絵の具などなど。何を使って描いても、どんな風に描いても構いません。自由に選んでください。

 ただ、このサイトで紹介しているような「絵手紙」は画仙紙葉書・青墨・筆・顔彩のセットで描くのが「主流」になっています。

 また、私もほとんど、そのように描いています。

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Q:なぜ、墨を使うのですか?
A:貰った人に喜んで欲しいからです。

 絵手紙をやっていない方が、墨で描いた手紙を貰うのは、せいぜい年賀状くらいでしょう。

 今はパソコンやワープロのおかげで、年賀状からも手書きの墨文字が絶滅寸前となっています。

 そんな、希少価値のある郵便が、それもお正月でもない平常時期に届くのですから、貰った方は何か得をした嬉しい気分になるハズです。

 また、絵手紙をやる方でも、「墨は手間がかかる」とか「筆文字に自信がない」などの理由で、「手軽に」と万年筆やボールペンで描く方もあります。

 これに対して、墨を使うと準備や片付けに手間暇がかかります。貰う方は、宛名書きを一目見ただけで「手間と時間がかかっただろうな」と理解してくれます。

 「わざわざ私のために」と喜んでもらえます。

 相手のことを思ったときに、貰った人が嬉しいようにと、墨と筆で描くのです。

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Q:色付けのときに墨がにじみます。どうすれば良いですか?
A:和紙を使いましょう。

 墨向きではない洋紙をお使いではありませんか?

 紙には和紙と洋紙がありますが、洋紙は繊維の隙間がないので、墨が紙に定着しません。

 水で洗えば落ちてしまいます。だから、墨が乾いていても彩色の時に水を付けると流れてしまいます。

 和紙は繊維の隙間がありますので、墨の粒子がしっかりとその隙間に入り込み紙の繊維に定着します。

 特に画仙紙は墨が定着し易く、顔彩の発色も最高です。

 墨と顔彩をお使いなら、画仙紙を使いましょう。

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はじめにお読みください

 ここでは、絵手紙教室でよくある質問、絵手紙を描く上で知っておいて欲しいことなどをQ&A形式にまとめています。

 普段、絵手紙について、疑問に思っていることや知りたいことがあれば、メールにてお知らせください。

 このコーナーにて回答いたします。

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