絵手紙Q&A
Update : 2007 / 5 / 20
Since : 2001 / 9 / 3

はじめにお読みください

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絵手紙って?
Q11:絵手紙とはどんなものを言うのですか?
Q12:「ヘタでいいヘタがいい」と聞きますが、ヘタに描けば良いのですか?
Q13:絵手紙は何を使って描くのですか?
Q14:なぜ墨を使うのですか?
Q15:ヘタで、恥ずかしいから出したくないんですが?
Q16:受け取る相手を決めてから描くのですか?
Q17:なぜ、大きく描くのですか?
Q18:なかなか上達しませんが、どうしたら良いですか?
Q19:どうすれば他人を感動させるような絵手紙を描けるでしょうか?
どう描いたらいいの?
Q21:うまく線が引けないのですが?
Q22:なかなか大きく描けません。どうすれば良いですか?
Q23:言葉が分かりません。どんなことを書けば良いのですか?
Q24:絵と文字のバランスが分からないのですが?
Q25:色付けのときに墨がにじみます。どうすれば良いですか?









Q11:絵手紙とはどんなものを言うのですか?INDEX ↑
A11:絵手紙とは、絵が描いてある手紙です。
 絵手紙とは、文字どおり絵が入った手紙や葉書のことです。題材は花、植物、野菜、風景、人物などなど。絵は何でも構いません。言葉を添えて「郵便」で出せば、それが「絵手紙」です。
 手紙ですから、郵便で出すことが大事です。(^.^)b



Q12:「ヘタでいいヘタがいい」と聞きますが、ヘタに描けばよいのですか?INDEX ↑
A12:「ヘタでもいいから一生懸命描こう」という意味です。
 絵手紙は「ヘタでいいヘタがいい」と言う言葉とともに広められたので、意識して「ヘタに描こう」とする人が居ます。でも、これは解釈の間違いです。
 本当の意味は「ヘタでも良いから、一生懸命描きましょう。それでいいんです。それがいいんです。」という意味です。
 気持ちを集中して、一生懸命描いたものは、必ず相手の心を動かすものです。
 ヘタでも良いから、受け取る方のことを思いながら、一生懸命に描いたのであれば、受け取る方にはその思いが必ず伝わります。それでいいんです。それがいいんです。



Q13:絵手紙は何を使って描くのですか?INDEX ↑
A13:気に入ったものを使ってください。
 広い意味の絵手紙には、描き方などに難しい決まりごとやルールは有りません。道具も自由に選んでください。色鉛筆、クレヨン、水彩絵の具などなど。何を使って描いても、どんな風に描いても構いません。
 しかし、ここに紹介しているような「絵手紙」は小池邦夫先生の影響で、画仙紙葉書・青墨・筆・顔彩のセットで描くのが「主流」になっています。また、私もほとんど、そのように描いています。



Q14:なぜ、墨を使うのですか?INDEX ↑
A14:貰った人が嬉しいからです。
 一般的に絵手紙をやっていない方が、墨で描いた手紙を貰うのは、せいぜい年賀状くらいでしょう。今の時代は、パソコンやワープロが普及して来ましたので、年賀状からも手書きの墨文字が少なくなっています。
 そんな、希少価値のある郵便が、それも日常届くのですから、貰った方は何か得をした嬉しい気分になるハズです。
 また、絵手紙をやる方でも、「墨は手間がかかる」とか「筆文字に自信がない」などの理由で、「手軽に」と万年筆やボールペンで描く方もあります。
 これに対して、墨を使うと準備や片付けに手間暇がかかります。貰う方は、宛名書きを一目見ただけで「手間と時間がかかっただろうな」と理解してくれます。「わざわざ私のために」と喜んでもらえます。
 相手のことを思ったときに、貰った人が嬉しいようにと、墨と筆で描くのです。



Q15:ヘタで、恥ずかしいから出したくないんですが?INDEX ↑
A15:恥ずかしがらずに、一度出してみましょう!
 絵手紙には「上手」とか「ヘタ」は無関係です。要は「描いた方の気持ちがどれだけその葉書に込められているか」です。
 受け取る方のことを思いながら、一生懸命に描いたのであれば、受け取る方にはその思いが必ず伝わるハズです。もらった方は必ず感動してくれます。出せば、自分ひとりの感動が受け取る相手に伝わり、2倍になります。
 せっかく描いた絵手紙。必ず出すようにしましょう。でも、初めて絵手紙を差し出すには、かなりの勇気が必要です。初めは、親兄弟や配偶者など、自分が安心できる相手にあてて描くのが良いでしょう。



Q16:受け取る相手を決めてから描くのですか?INDEX ↑
A16:誰か一人に決めて描きましょう。
 私は葉書に切手を貼って、宛名を書いてから絵を描きます。
 手紙は本来、受け取る方ただ一人のために書くものです。複数の方に見せようとか、インターネットで公開しようとか思って書くものではありません。
 あらかじめ宛名を書いておけば、その方の顔が浮かんで来ますので、その分心を込めて、一生懸命に描くことが出来るのだと思います。



Q17:なぜ、大きく描くのですか?INDEX ↑
A17:大きく描くと、感動も大きくなるからです。
 大きく描くことは、非常に重要なことです。次の2枚の絵手紙を見てください。左側は私の教室の受講者の谷村貴子さんの絵手紙です。右側は、私の恩師海老原和子先生の絵手紙です。
露草1
谷村 貴子
露草2
海老原 和子
 右と左の絵手紙。両方とも良く見て、描いてあります。決定的に違うのはその大きさです。
 左側の絵手紙は、葉書の中にきちんと収まっています。対して右側は、花びらの上の部分や葉っぱの一部が葉書に収まりきらずにはみ出しています。葉書は全く同じ大きさなのに、右側のほうが葉書自体まで大きく見えます。
 どちらの絵手紙を貰ったときに、より嬉しいでしょう?

 大きく描くと、いいことが沢山あります。
 (1) 迫力があって貰った人が嬉しい。
 (2) 濃淡が出しやすいなど色付けが簡単。
 (3) よく見ないと大きく描けないので、観察力がつく。
 (4) 手紙文の文字数が少なくて済む。
 特に、手紙の文面をあれこれと考えなくて済むので、筆不精には4番目の答えが一番です。
 例えば、お世話になった方にお礼状を出すにも、大きく絵を描いて「ありがとう」と一言書けば済むのですから、描くほうも楽ができます。

 大きく描くと、このように良いことずくめです。葉書からはみ出すくらいに大きく描くように心がけて描いてください。



Q18:なかなか上達しませんが、どうしたら良いですか?INDEX ↑
A18:描き続けることが上達の秘訣です。
 前のQ17にも登場した谷村貴子さんの次の2枚の絵手紙を見てください。
お雛様11997/02/15
お雛様21998/02/05
 上と下の絵手紙には、1年間の歴史があります。谷村さんが1年間描き続けた結果が、この2枚の絵手紙によく現れています。谷村さんはこの1年の間に、よく見ること、一生懸命に描くこと、心を込めて描くこと、大きく描くことを体得したのです。
 絵手紙にも「継続は力なり」という言葉があてはまります。よく見て、一生懸命に、心を込めて、大きく描くということに注意を払いながら描き続けてください。きっと上達します。



Q19:どうすれば他人を感動させるような絵手紙を描けるでしょうか?INDEX ↑
A19:心を込めて描いてください。
 一般的に「手紙」とはどんなときに書くでしょうか。それは「自分の意思を相手に伝えたい」ときでしょう。絵手紙もそれと何ら変わりはありません。

 伝えたいことがあったときに、その思いが冷めないうちに、相手のことを思いながら、心を込めて、一生懸命に、描く。そうすれば、相手はきっと感動してくれるハズです。

 もっと詳しいことをここで説明しています。



Q21:うまく線が引けないのですが?INDEX ↑
A21:自分の個性を出すために、チャレンジしてみましょう。
 筆で引く線はボールペンなどの線と違い、太かったり、細かったり、かすれたり、にじんだりします。また、筆のてっぺんを持って引くので、きれいなまっすぐの線にはなりません。しかし、それが絵手紙の味として生きてきます。
 絵手紙を長く描いている人は、個性に溢れたその人らしい味わい深い線を引きます。これは、その人が今までに何本も線を引いて、「自分の線」を持っているからです。
 個性溢れる「自分の線」を引くためには、絵手紙を描く前に、必ず線の練習をすることです。その練習においても、「心を込めて、一生懸命に」ゆっくりゆっくりと引くことが大切です。



Q22:なかなか大きく描けません。どうすれば良いですか?INDEX ↑
A22:よく見て、特徴のある部分から大きく描き始めましょう。
 まず、描くものをよく観察します。よく見ると、自分が今まで、そのものに対して持っていたイメージが違っていることがあります。イメージで描いてはいけません。よく見て描きます。
 決して輪郭から描き始めてはいけません。輪郭から描き始めると、葉書にきちんと収まってしまい、小さくなってしまいます。
 描き始めは、特徴のある部分から。ピーマンはヘタから、花はおしべとめしべから。特徴のある部分を強調して大きく描き始めます。そうすると、その周りは必然的に大きく描かざるを得ません。その結果、葉書に収まりきれない程大きく描けるのです。
 具体的な描き方は、ここで詳しく説明しています。



Q23:言葉が分かりません。どんなことを書けば良いのですか?INDEX ↑
A23:常日頃から言葉に気を配ることが大切です。
 絵と言葉を無理に合わせる必要は有りません。絵を描いているときに感じたことをそのまま書けばそれで良いのです。相手のことを思って書いていれば、何かが浮かんでくるはずです。天気のことや相手の健康状態のこと、今日の出来事などなど。

 でも、たまには何も思い浮かばないことがあります。そんなときのために、私は日頃から新聞などのメディアや、身の回りで見聞きすることから良い言葉を集めるように努力しています。良い言葉に出会ったら、必ずメモを取ることです。そうしないと、すぐに忘れてしまいます。
 私がこうして集めた言葉はここから見ることができます。



Q24:絵と文字のバランスが分からないのですが?INDEX ↑
Q24:文字は小さめに書きましょう。
 絵を大きく書く理由は、Q17で説明したとおりです。では、文字はどう書けば良いのでしょうか?せっかく絵が大きく描いてあるのに、文字も大きかったらどちらが主体か分からなくなります。絵と文字が「けんか」をしてしまいます。
 「絵手紙」と言うくらいですから、絵が主体で文字は「添え物」でいいのではないでしょうか。だから、私は文字は小さめに添えるつもりで書いています。



Q25:色付けのときに墨がにじみます。どうすれば良いですか?INDEX ↑
Q25:墨を完全に乾かしてから色付けしましょう。
 まず、墨についてのミニ知識。
 墨の主な成分は煤(すす)と膠(にかわ)と香料です。煤のみでは固まったり、水に馴染むことはありませんが、膠と混ぜることで固まったり水に混じったりします。香料は膠の悪臭を消し、独特な香りを出すためです。
 墨で紙に描くことをミクロ的に見ますと、まず、紙の繊維の隙間に水が染み込みます。並行して、煤の粒子も膠と共に染み込んで行きます。
 墨に水分が残っているときには、煤の粒子は活発に動きますが、水分が一旦乾いてしまえば、膠が煤の粒子をしっかりと紙に定着させます。だから、もう一度水に濡らしても、煤の粒子が再び動き出すことはありません。

 この質問となった原因は、墨が乾いているように見えて、実はまだ乾ききっていないうちに色を付けたためだと思われます。
 煤が紙に定着していない状態で、彩色のために水を足すと、煤の粒子は活動を再開しますので、墨がにじむことになるのです。

 さて、そうならないためにはどうするか。墨が完全に乾いてから色を付けることです。また、乾き易いように配慮することも大切です。

 ティッシュペーパーで筆の余分な墨を取ってやる時に、穂先を指で触っても汚れない程度に、墨を取ってやります。そうすれば、降りてくる墨の量が少なくなるので、当然乾く時間も短くて済みます。ゆっくりゆっくりと線を引くので、良い線が引けることにもなります。
 このように、筆に付ける墨の量を調整すれば問題は解決するものと思われます。

 もう一つ考えられる原因は、紙質が墨向きではなかったのかも知れません。
 紙には和紙と洋紙がありますが、洋紙には接着剤が使ってあるためか、繊維の隙間がほとんどありません。だから、煤の粒子が紙の繊維に定着しにくいので、墨向きではありません。
 これに対して和紙は接着剤も使わず、繊維の隙間があります。特に画仙紙は墨の定着も良いし、顔彩の発色も最高です。
 墨と顔彩をお使いなら、是非画仙紙をお使いください。



























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はじめにお読みください
 ここでは、絵手紙教室でよくある質問、絵手紙を描く上で知っておいて欲しいことなどをQ&A形式にまとめています。
 また、普段、絵手紙について、疑問に思っていることや知りたいことがあれば、メールにてお知らせください。このコーナーにて回答いたします。





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