けんの独り言

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熊本地震〜入院〜
2018/01/05

 平成28年4月17日(日)、私は近隣の西原中学校へ避難した。

 私の住むマンションは、倒壊の危険は低いと思われるものの、電気ガス水道が遮断されている。また部屋の中には割れた食器や飛び出した本など瓦礫が散乱し、正に足の踏み場も無い。とても住める状況には無い。着る物は、倒れた箪笥の中から手手探りで引っぱり出したので、必要なものが少しだけ。しばらくは洗濯も出来ないので、着たきりスズメ状態が続くだろう。当面の食糧と飲料水は息子が福岡から持って来てくれたので困りはしない。

 家には住めないし、片付けもままならない。カミさんは猫5匹と車中で生活している。いつまでもこのままにしておく訳にも行かない。福岡の親族から「ウチにおいで」との有難いお言葉をいただいたので、渡りに船とそれに甘えることにした。

 

 私は日中は職場で過ごし、夕方マンションに帰り状況を見ながら、夜は避難所で寝る生活をしていた。

 ストレスは溜まる一方。
 本当は、揺れない寝床でぐっすり眠りたい。暖かい風呂に入りたい。着ているものを綺麗に洗濯したい。下痢をしたので急いでトイレに行きたい。どれもこれもかなえられない遠い夢のような気がしていた。

 4月28日(木)。体調があまり良くない。次の休みには病院に行くことにしようと思いながらも仕事をしていた時、同僚が「あなたは、斜めになって歩いているよ!」「このままじゃ危ないよ」と救急車に乗せられることになった。

 病名は「うっ血性心不全」というもの。入院生活は、避難所よりも快適この上なく、約10日間の入院生活をストレスなく過ごすことが出来た。

 退院して思うこと。これからは無理をせず、「止めた!」「いやだ!」を正直に言える人でありたい。







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